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4月 25, 2024

【一文字厨器株式会社】包丁のあらゆるニーズに応える

◇社長ご自身について◇

祖父が17歳の時に亡くなり、お店に立ち寄った際、お店の看板を変えたのが祖父だったり、祖父が頼りにしていたスタッフが作った商品が店頭に並んでいたりすることから、祖父の思い出や影響がまだ残っていることを実感しました。「誰かが継ぐことで、その人の思いは生き続ける」ということ、「自分はその思いを引き継いで行ける立場にある」ということに改めて気づき、いずれは家業を継ぎたいと思うに至りました。新しい知識や異なる視点を学ぶために、一旦は別の道で見識を得た後、ある程度成果を残し、後輩も育成できる30歳を目処に家業に戻ることを決意。31歳で家業に戻り現在に至ります。

◇業態について◇
堺一文字光秀はブランドを持つ販売店。2000種以上手に取れる、おそらく世界唯一の包丁店です。
品質はもちろんメンテナンス、サポートの知識と技術を背景に信頼を頂いております。
プロを相手に70年以上、使い手の背景や目的に合わせた道具を届けてきました。そのラインナップは多種多様で、自社で仕上げるもの、問屋と協力して作ったもの、各工程の職人を繋いで作ったもの、包丁工場にお願いして作って貰っているものなど、確かな知識に根ざした目利きを軸にさまざまなバックグラウンドの製品を取り揃えております。

◇今後の事業ビジョンや夢◇
「文化を興し、日本のアイデンティティを作り出す」ことを志しています。
ユネスコ世界文化遺産に認定され、世界でも確かな存在感を示す日本の食文化ですが、洗練された道具文化による貢献は見逃せません。道具屋筋という日本の食文化を道具から支えたこの地から、伝統に根ざした技術や価値観が、新たな文化と出会い自らの価値を再発見するような場をつくり、道具の面から更に日本の食文化を魅力あるものにしていきたいと思います。

◇ご経験から学生の内にやっておいた方が良い事◇
今のうちに「理由なく会って話せる関係」を外部にたくさん作るのが良いと思います。
社会人になってからできる新たな人間関係は同僚、上司や部下、お取引先、お客様や業種間の交流など、
乱暴にいうと知り合うメリットや理由が前提になってしまう側面があります。ゼロからいろんな側面を知り合うような関係作りをする時間が無いわけですね。
学生の間は、それが求められません。今の友人のうち、仲良くなったきっかけをきちんと思い出せる人が何人いるでしょうか。サークル、学部、教授、NPOなどアウトプットが求められない関係では、いろんな側面を知り合える時間があるのです。