◇経営者として大切にされていること◇

誠実さの重要性を感じています。全てにおいて誠実でなければ、これからの仕事を進めることはできないと思います。特に、お酒という特殊な仕事をしている上で、飲み方によっては危険になることもあります。そのため、自ら規律を守り、相手に対しても誠実に取り組むことが非常に重要です。
取引先や得意先、その他の関係者の間で起こりうる裏切り行為のような事態は、決して受け入れられるものではありません。そのためにも、取引先に対しては、まず誠実に関係を整理し、緊張感を持ちながらも共に成果を出していく取り組みが重要だと考えています。これが、今後の取り組みにおいて大切にしていくべきことだと感じています。

◇株式会社岡永が長年愛されてる理由◇
一つの強みは専門性にあります。社員一人ひとりが、営業企画や商品知識においてプロフェッショナルであり、酒販店や一般の消費者に対して、その深い知識や豊富な経験をもとに接していくことができます。これは間違いなく強みだと考えています。また、弊社は何でも挑戦する社風を持っており、伝統産業である中でも、新しいアイデアや取り組みに積極的です。専門性と挑戦する姿勢の両方を兼ね備えており、これらが愛されている理由の一つかもしれません。

◇今後の事業ビジョンや夢◇
日本酒という産業を長く続けていく上で、私たちが果たす役割は、ただの卸業者に留まらず、その価値を広めることにあります。
我々は伝統の担い手として、古いものを単に守るだけでなく、現代の価値として生かし、形を変えながら広めていく責任があります。このプロセスにおいて、日本酒の本質的な価値を理解し、共有し、拡散することが、何よりも重要であり、やりがいの源泉です。

◇ご経験から学生の内にやっておいた方が良い事◇
色々な経験をし、色々なネットワークを築くことは、学生の時にしかできない貴重な経験です。作ったネットワークは、後に大きな価値を持つことになります。
また、今の時代を考えると、特に英語の能力は必須だと感じます。
どの企業でも、グローバルな視点を持った人材は重宝されます。ですから、学生のうちに英語のスキルを身につけておくことは大切だと思います。