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3月 26, 2025
【株式会社サントラスト】挑戦の中で道は開ける
◇サラリーマンから経営者になったきっかけ◇
実は、もともと起業志望ではなかったんです。新卒でサラリーマンとして働き、当時勤めていた漫画喫茶の会社が新規事業としてデイサービスを始めることになり、その責任者を任されました。それまで介護業界には全く縁がなかったんですが、業務命令なので「分かりました」と受け入れて、約4年間で60店舗ほど展開しました。その後、会社を辞めることになり、新たに転職するよりも自分でやる方が良いと考え、デイサービスの事業を立ち上げました。最初から起業を目指していたわけではなく、流れの中で経営者になったというのが正直なところです。
◇企業経営で一番苦労したこと◇
起業自体は簡単です。今は資本金ゼロでも会社は作れます。でも「利益を出し続けること」が、本当に難しい。会社は立ち上げても、5年以内にほとんどの企業がなくなると言われますし、IPOまでたどり着くのはさらに一握り。うちの会社が続いている理由は、やはり「営業力」と「商品力」に尽きると思います。いくら営業を頑張っても、サービスの質が悪ければ長続きしません。逆に、いくら良い商品でも売れなければ意味がない。この2つを両立させることが経営では不可欠ですね。
◇経営者として大切にしていること◇
最近強く意識しているのは、「目的」と「目標」を明確にすることです。目的は「1人暮らしや夫婦世帯の高齢者に喜ばれるサービスを提供すること」。目標は「それを実現するために事業を拡大し、安定的に利益を出すこと」です。この2つを常に意識し、ぶれない経営を心がけています。また、人手不足の業界ですが、少しでも働きやすい環境を作るために、最低限の人員で回すのではなく、余裕を持った人員配置を意識しています。
◇20代のうちにやるべきこと◇
学生時代に「とことん勉強すること」。これに尽きます。社会に出ると、こんなに自由に学べる時間はありません。また、ビジネスの基本的な考え方を身につけることも大切です。例えば、何か行動する時に「目的は何か?」「目標は何か?」を考えながら動く。さらに、「聞く力」と「説明する力」これも重要です。コミュニケーション能力が高いと言われる人は、相手の話を正しく理解し、それに対して適切な説明ができる人。これらを意識しておくと、社会に出た時に大きな武器になります。