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3月 17, 2025
【株式会社 音羽】職人から経営者への転身
◇家業を継ぐ決意と経営の道◇
私は現在、専務取締役として会社の経営に携わっています。この会社は、私の父と叔父が創業し、10年前に私の世代が引き継ぎました。幼少期から家業の姿を見て育ちましたが、反発した時期もありました。22歳の時、経営のセミナーを受講し、父が会社を守るためにどれほどの覚悟を持っていたのかを理解し、家業を継ぐ決意を固めました。

◇1人ではなく、100人を育てる◇
当初は自分で店を持ちたいと考えていましたが、ある経営者から「君1人でできることは限られる。100人を育てれば、より多くのお客様を幸せにできる」と言われ、組織経営の重要性を学びました。この経験が、人財育成を重視する今の経営スタイルにつながっています。
◇経営の最大の課題は「人」◇
創業以来、人の問題は常に経営の課題でした。昔の飲食業界は「職人気質」が強く、酒・賭け事・トラブルが日常的でした。そうした環境を改善するために「経営の目的は人づくり」という理念を掲げ、社員教育を強化しました。現代では人手不足が深刻化しており、優れた人財の確保と育成がますます重要になっています。
◇地域密着と多業態展開◇
当社の強みは、地域密着型の多業態展開です。回転寿司、出前専門店、高級寿司店、さらには宿泊施設を兼ねた店舗まで、幅広い形態でお客様のニーズに応えています。これにより、お客様のライフイベントすべてに関わることができる点が、長年支持されている理由の一つです。
◇未来への挑戦 – 非常食の開発◇
今後は、新たな社会貢献として「非常食」の開発に取り組みます。南海トラフ地震など災害リスクを見据え、培ったノウハウを活かした保存食の開発を進めています。これにより、災害時にも地域の方々に貢献できる事業を目指します。