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10月 5, 2024

【株式会社 赤門】焼肉の道を究める、私の赤門物語

家業を継ぐことになったキッカケ・背景◇
父は長男である私に赤門を継がせたいという想いがありながらも、私のことを経営者に
は向いていないと感じていたようで、姉に対して『お前が長男だったら』とよく言ってい
ました。正直継ぎたくないと感じておりましたし、継げる自信もありませんでした。
その後高校を卒業し、『大企業に入社しエリートサラリーマンになる』という夢を持ってアメリカ留学をしましたが、うまくいかずドロップアウトして日本に帰ってきました。
アメリカの大学を卒業できなかったということもあり、新卒入社として大企業に入社する
ことができず、エリートサラリーマンの道を諦めました。

それからは、独立して自分の店を持つことを目標に料理人の道を目指すことにしましたが、当時どこの飲食チェーン店を調べても料理人としての腕を磨くことはできないと知り、父の会社であれば、タレやキムチすべてを自社で作っていることから料理を学べると思い、父に入社をさせて欲しいとお願いをしました。しかし父からは、『後継ぎでなければ入社は認めない』と言われ断られてしまいました。後を継ぐか継がないかという選択肢を迫られ、悩みに悩みましたが、意を決して今一度頭を下げ、後を継がせてほしい旨を伝えると、父からは条件を出されました。それは『地球上で人間が肉を食べなくなっても、焼肉屋であり続けると誓えるか。掘って、掘って地球の芯まで掘り抜き、世界で最後の焼肉屋になる覚悟を持て』というものでした。 この条件を守ることを約束し、私の赤門人生が始まりました。

長年愛されている理由

お店でお客様アンケートを書いていただいておりますが、全てに目を通すようにしております。ご指摘いただいたことを改善する必要があると判断すれば、即座に指示を出します。その改善のスピードが早いほど、お客様に自分の声は届いていると感じていただくことができ、その積み重ねで地域のお客様に、身近な存在と感じてもらえて地域密着企業として評価されていると感じております。

アドバイス◇
『人の痛みがわかる人間になること』、『目標を持つこと』です。今の時代は恵まれた環境という背景もあり、どうしても自分中心になってしまいがちです。目標を持ち、誰かのために生きることは充実した人生に繋がります。人の痛みがわかるからこそ『思いやる』ことができ、創造的な仕事に繋がります。         アルバイトでも、夢中になって取り組み、人の役に立つことの楽しさを知って欲しいです。

今後の事業ビジョンや夢◇
地域密着企業としてまだまだ千葉に出店していき、他の大手焼肉屋が千葉には赤門がい
るからと、参入を諦めるまで焼肉を追求し、お客様に愛される企業になりたいです。