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9月 7, 2024
【愛和食品株式会社】本気で話し合う、強い組織づくりの旅
◇入社の経緯・背景◇
18歳から23歳まで5年間アメリカに留学しアメリカンビンテージの古着事業をしていました。人を大事にするまっすぐな父が騙されて人間不信になってしまう出来事があり、家族がアメリカに 来て『こういう時だからこそ家族を支えるのが私達の役割ではないのか』と説得されました。私 は今まで楽しいと感じていたアパレル業界に対してすぐに決断できたわけではなく、約1ヶ月半、 ヨーロッパを1人でリュック一つで旅をし、様々な人種の人とコミュニケーションを取り、私の存在価値やアメリカに来た意味など様々なことををずっと考えていました。
その中で、現地の方に日本のことをよく質問されたのですが、上手く答えることができず、自分が日本のことをあまり知らないことに気づき、日本について勉強するようになりました。日本のことを勉強するうちに日本人のホスピタリティや人を思う気持ちの素晴らしさに気づき、日本の良さを世界に伝える仕事をすることの大切さを感じ、二代目として23歳で父が創業した愛和食品に入社しました。
◾ 取材担当:宮本感想
この頃からアメリカに留学しアメリカンビンテージの古着事業をするという行動力やチャレンジ 精神に溢れた青年だったのだと感じました。 ただ、当時の早川社長も『自分の人生をどう生きるのか』という疑問に対してすぐに答えが出ず 旅をされ人生の目的を自分の中で明確化されたことが良かったのではないかと思います。今まさ に何も考えずに働いて生きていても幸せに暮らせる恵まれた現代で『自分の人生をどう生きるの か』を20代のうちに決める為に、旅をしたりワクワクする体験をすることは重要なのではないか と感じました。
◇苦労されたこと◇
入社した30年前から新卒採用に取り組んでいましたが、愛和食品はどんな世界を目指し、どんな社会貢献をするのか明確に伝えられていなかったことで、採用においてもミスマッチが起き会社を辞める方も少なくありませんでした。そんな中、今まで建前や綺麗事として伝わってしまうような発言をしていたのだと思いますが、7 年前にこのままではいけないと感じ、自分の恥ずかしいことも正直に話し、銀行さんや家族など約300名の前で涙を流しながら愛和食品はどんな会社を目指すのかを宣言し1人1人と本気で話すことを行動に移しました。やめていく従業員もいましたが、会社組織として本当の強い組織作りに着手し根本的な解決に繋がっています。
◾ 取材担当:宮本感想
元々は「人が幸せになること」を願っていたにもかかわらず、「社長はこうあるべきだ」という概念から、いつの間にか、それを捨ててしまい、社員にも辛くあたり、自分自身も見失ってしまっ たそうです。 その中で自分のプライドなど考えず、腹を割って素直に従業員様とコミュニケーションを取ること の難しさもある中で、会社や従業員様が幸せになるために行動ができることは素晴らしいことだ と感じました。 様々な企業文化がある中で採用ミスマッチングを防ぐ難しながらを考えながらも、社会の役に立ちたい・様々なアイディアを考え挑戦したい学生には理念や文化がマッチする会社だと思います。
◇愛和食品の仕事◇
お菓子の問屋事業は事業の柱でもありますが、沖縄にも会社があります。人が集まるアミューズメント施設などのお土産コーナーにディスプレイから企画までどんな商品をお客様に届けたら喜んで頂けるのかを現地の方と考え、ワクワクする売り場を作るお仕事をして います。その他にも、ヒーローズクラブ(※)の仲間達と共に、農業、文化、教育、経済の4つの柱を一緒に盛り上げるようなこともしています。 ※中小企業の経営と幹部が集まり、企業と企業の垣根を超えて助け合うチームです。
◾ 取材担当:宮本感想
会社の利益を第一に考えるのではなく、ワクワクする売り場作りや面白い提案をすることで、 お客様やお取引企業様に喜んで頂き、後から会社の利益に繋がっていくという文化や価値観が魅力的だと思いました。 また、自社の事業以外でも日本を元気にする・よくする為に何かできることはないのかという視点から、様々なチャレンジをされていて社会貢献や従業員様のやりがいにも繋がる魅力的な事業ばかりだと感じ、学生が会社選びをする・自分の人生の目標を決める上で非常に勉強になるのではないかと思います。
◇今後の事業ビジョンや夢◇
今の若者が大人や日本に対して不信感があるのは、今の大人のせいだと考えています。なので少しづつでも日本を元気にするために大人が本気で楽しみながら挑戦することが重要だと考えてい ます。今はヒーローズクラブを通して、ご縁のある中小企業をどんどん巻き込んで、屋久島で農業をしたり、山を登ったり、ドバイや北極で太鼓を叩いたりしています。これからも社会課題を楽しみながら解決していき『愛と笑顔で日本を元気に』を実現したいと考えています。
◾ 取材担当:宮本感想
後日に実際に早川社長や愛和食品さんの従業員様とお会いさせて頂き、すごい熱量でやりがいを 感じてお仕事されているのだと直で感じることができました。
その中で大人達が本気で太鼓を叩いたりしてドバイにいる現地の人にも日本の文化を楽しんでも らったり、農薬やワクチンなどニュースの情報を鵜呑みにせず、
正しい情報を収集し自分で判断し 考える機会を設けられたりと、お仕事以外でも『愛と笑顔で日本を元気に』に繋がる取り組みを されていて魅力的だと感じました。
僕たちZ世代も今の社会情勢に対して不平不満を発するのではなく、どうしたら将来の自分たち・ 子供達に良い日本のバトンを渡せるのか考え行動することが重要だと思います。